三島由紀夫が
「誰しも必ずインドに行くべき時がくる」
と言っていて、
私に「その時」がきた、と
インドを訪れた私。
あれから随分たちますが、きっと明日行ってもデリーの街角に
いた彼は変わらず、そこにいるんじゃないかと思う街・・・。
猥雑のインディア。
美しいこの「風の宮殿」、でもシャッターのこちら側は、
喧騒と悪臭。足元には蛇使い、かまくび持ち上げたコブラ。
ひっきりなしに、つきまとう物乞いの子供たち。
人は生きることに貪欲で、ひ弱な旅行者の私は目眩。
カースト厳しい地、ガイドのグプタさんは
ホテルのフロントで打ち合わせするけれど運転手の彼は
そこに足を踏み入れることはない。
観光に興ずる私を遠くで眩しく眺める・・・。
物乞いが喜ぶ金銭は私には、とるにたらないもの。
それを施してしまうのか、その傲慢さに嫌気を覚えるのか。
かの地は、いやがおうでも試練を与える場所なのです・・・。
インド在住の方のお勧め、
遠藤周作「深い河」を読もうと思う私です。
2006年10月3日
昔インドへ旅した青年が見せてくれた、白い宮殿と青い空‥
凛ねぇもいたのね。
わたしにはまだ遠い異国。
昨日、龍口寺の仏舎利殿に‥そこにもまた、白い宮殿と雲の切れ間からのぞく青い空。
美しいものものは悠久にして刹那。
友人の旅立ちの報せに宮殿の白さが心に染みた午後‥ガンジスは偉大だね。
2006年10月3日
…うぅ、旅行先でも試練…。
旅行先ではせめて精神的な重さ(あるのか、アタシに)を忘れて雄大な自然とか遺跡とか世界観に身を浸したいと思うのだけれど…。
きっとそんな階級社会を見たらあたしの精神のあけっぴろげ感は閉ざされちゃう; インド、行ってみたいけど恐ろしい試練の地になりそうです…(苦笑)
けど偉大な文明を持つ場所だよねぇ…。
2006年10月4日
まだアジアというアジアには訪れたことがないの。
友達がチベットとインドに行って写真は見せてもらったことがある程度。
友達曰く、いろんな事を考えさせられたそうです。
ka-rinさんと同じ経験をしてきたのでしょう。
あひるも無宗教だけど寺院とか教会とかなんかの空気がキーンと引き締まった感じは好き。
また旅のお話聞かせてね♪
2006年10月4日
あなたにも、「その時」がやってくるはず。
人それぞれのインドがある、デリーでもカズミンはカズミンでいてくれる気がする。
飲み込まれないあなたが私は好きです・・・。
2006年10月4日
吹雪ちゃん、
吹雪ちゃんの旅歴、かなりなもんだと思うよ。次は「アジアで試練」なプランいかが?
2006年10月4日
あひるちゃん、
インドにかかわらず異国で知る自分がいるよね・・・。